ドメイン・ウェブサービス名はどうやって決める?のネタ
〈最終更新日〉2022年09月06日/
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どうも、樋口です。
ウェブサービスを開始したり、起業する際に悩むのは名前ですよね。そんな時にヒントになるネタをお届けします。
\ 白背景が眩しい時に!背景を暗くするよ!/
目次
サービス名はなんでも良いわけでない
屋号を決めたりウェブサービスを名前を考えるとき、最初はめちゃくちゃ楽しいですがなかなか決まらなくて最後は苦行になっている人は多いかと思います。
好きに決めることができますが、なんでも良いわけではなく、決めたサービス名で成果がでるか分けることもあります。
サービス内容が分かる名前にする
一見、どんなサービスを提供しているのか分からないものを見かけたりします。
認知されていけば唯一無二のものになりますが、それまではサービス名を見てどんなサービスかはっきり分かるネーミングが理想です。
『ひぐちデザイン』や『ウェブ屋-higuchi-』であれば、デザインやってるのかな?ウェブ関連の会社・サービスかな?と分かりやすいですが『おでん』とか『薬味』『ふりかけ』のようなネーミングだと、どんなことをしているのか勘違いされる可能性があります(ちなみにどれも僕のデザイン業の屋号候補でした笑)
僕が運営しているもので2つ、例をあげると『answers talker(アンサーズ トーカー)』は「サイト内検索」で検索された「キーワード」をスプレッドシートに送り、簡単に集計が取れるシステムです。
ユーザーが欲しいと思っている情報はウェブサイト改善に大きく貢献します。
「ユーザーへの答え(該当ページ表示)」と「運営者への答え(ウェブ施策)」を『教えてくれる者』という意味があります。
他には『賢索コンシェルジュ』という名前の候補もありました。
『LPcraft』はLP(ランディングページ)を自分たちでWordPressの管理画面上で簡単に構築できるシステムで、「LP」と「クラフト(手作業・工作)」を組み合わせたものです。
クラフトがわかりにくいなぁ..と思っていましたが、他に出た案が次に説明する「競合と被らない」問題になり断念しました。
検索したときに上位ヒットが期待できるか
業種は違えど同じ名前で経営・運営・活動されているものは多いです。その名前自体の知名度を知る必要があります。
例えば自動車関連の業種でエンジン音の「ブーン」の擬音語を英語にした「zoom(ズーム)」をサービス名にしようとした場合、おそらく検索でヒットするのはオンラインミーティングのZoomだろう。それを上回って表示させるのは今の所、現実的ではありません。「Zoom 車」で検索しても難しくなるだろう。
名前自体がすでに知名度が高くなっている場合は、始める段階でハンデを背負っています。
独創的な名前やこの先出てこないだろう名前を見つけられたら良いですね。バンドの「ゲスの極み乙女」みたいなネーミングだとこの先も被ることない唯一のものになります。
競合と被らないかの調査
先程の『LPcraft』は名前候補に『LPメーカー』『LPビルダー』という案があり、こっちのほうが分かりやすく気に入ってましたが、先にお考えになった人がいたので諦めました..
スーパーマリオメーカーやホームページビルダーなどで「メーカー」「ビルダー」という言葉に馴染みがあったので分かりやすい!と思っていたのですが…
サービスは先にやったもの勝ちみたいなところもありますので大人しく引きました。
ですが、先にやったからその名前は独占できるというわけではありません。社会的にその名前を使いたいのであれば商標登録する必要があります。
ちなみにドメインの方は完全に早いもの勝ちなので、取れない場合は素直に退くのが得策です…
商標登録されてないかの確認
商標登録とは、自分が使用したい商標・ネーミングを他人に使用されるのを防ぐために特許庁で登録することです。
商標登録されていると、サービス内容が近いもの、勘違いしてしまうものは無断で使用することはできません。そのため、候補になったサービス名は商標登録されてないか確認する必要が出てきます。
※私はよくToreru商標検索を利用させていただいています。無料で検索できますのでお気軽に覗いてみてください。
逆に言えば、競合が使っているサービス名が商標登録をしていない場合は自分のものに出来る可能性があります。
商標登録をしてドメインを取り、本格的に事業を進めてしまえばいいのです。
正式に自分の商標になるので競合さんに「私が登録している商標なので使用を停止してください」と言えるのです。「停止できない場合は使用料をお支払いください」という方法もできます。
2022年5月には「ゆっくり茶番劇」を商標登録して話題になりましたね。
商標登録には時間もお金もかかるので、すぐに登録しなくても良いかと思います。
ですが他の人が商標登録されてないかの確認は絶対に行いましょう!
余談ですが、ファッションアイテムで人気のある腕時計『G-SHOCK』は模倣名の商品を防ぐために『A-SHOCK』『B-SHOCK』『C-SHOCK』…と、A〜Zまでの『◯-SHOCK』を商標登録しているとか…凄まじいです!
五十音順の効果を使ったマジック
マーケティング的な面で五十音順を意識した考え方もあります。
企業・サービス名のリストがあったときに五十音順として表記されることが多いですよね。
それだけで「あ行」や「a」から始まるものは目に留まる可能性が高く有利なんです。
競合と比較されたとき、チャンスを掴むかもしれませんね!
新サービスは新規ドメイン?サブドメイン?
サービス名が決まったあと、新サービスを今のサイトの一部としてSEO効果を高めるか、完全にサイトを分けて運営していくか、ブランド化させてシナジー効果を狙うか悩むかと思います。
具体的には「https://sample.jp」というサイトをメインで運用している場合
- https://sample.jp/新サービス/ (今のサイトの一部)
- https://新サービス.jp/ (完全にサイトを分けて運営)
- https://新サービス.sample.jp/ (ブランド化させてシナジー効果を狙う)
どれかで悩みます。
それぞれの特徴を別記事に書かせていただきますが、メリット・デメリットを理解した上で選択しましょう。
愛着があれば良し!
いろいろ注意点がございましたが、最終的には『愛着』を持てることが実は一番大事だったりします。
それはそのサービスの成長速度に繋がるからです!
愛着を持てる事は大事で、成長させていきたいという気持ちが強いです。
ウェブサイト制作をしてて痛感しましたが、お客様と一緒になり頑張って作り上げたものは気に入って貰えます。公開後もお客様の手で更新を重ね、よりユーザーに伝わるサイトになってくれています。
反対に、どこか妥協して完成したものは更新が止まってしまったり、メンテナンスがおろそかになっていたりと悲しい状態に…
私が運営しているこのクリネタリウムは『クリエイティブ』+『アイデアネタ』+『プラネタリウム』の組み合わせで考えたサービス名です。
星の数ほどあるクリエイティブのネタを見つけられますように!というコンセプトですが、あとあとになると恥ずかしくなってきますね。
メールに屋号で書かれたり、名刺交換のときに名乗るときは照れるし恥ずかしい…
むかし、携帯のメールアドレスとか恥ずかしいものにしていませんでしたか?
そんなことをふと思い出しました笑
そのサービスに対する思い入れが強いほど事業の成功は高まっていきますので、気に入るサービス名を頑張って探してみてください!
命名って最初は楽しくてワクワクするけど、決まらないとモチベーション下がりますよね..
これだ!!!って思えるものが見つかりますように